全然時間がない人のためのLo-Fi HipHopの作り方

 

現代人の朝は忙しい。

起きたら顔を洗って、歯を磨いて、朝ごはんを作って、

お弁当を作って、スカーレットを見て、着替えて髭剃って、家飛び出して、

飯田橋のホームと電車の大きな隙間を飛び越えなくてはならない。

 

人生で時間は限られているが、

数えてみると自分のためだけに使える時間って

意外と少ないことに気づく。

そうするとこう思うこともあるだろう。

「あーこう忙しいとローファイヒップホップを作る時間もないな」と。

 

そんな時間に追われた現代人を救うべく、

今回はローファイヒップホップをなるべくクイックに

作るレシピをご紹介する。

 

心構えとしては土井善晴先生を参考にしてほしい。

「ええんですよ」「一汁一菜でええんですよ」という優しいマインド。

 

kokocara.pal-system.co.jp

 

今回は時短レシピを紹介するに際して、

私もこの記事を1時間以内に仕上げるという試みをしている。(今7分経過)

 

誤字脱字など無視だ。

こちとら忙しい現代人なのだから。

 

まずは材料から紹介しよう。

  1. MIDI鍵盤(あれば)もうこの時点で別になくてもいい
  2. ・パソコン※
  3. オーディオインターフェース(ないならもういい)

パソコンの中身

 

当記事におけるヒップホップの作り方の1つのルールとして、

「ループ素材は使わない」

というものがある。理由はあまりに簡単にトラックできちゃって

ぜんぜん愛着わかないから。

それと「上ネタはサンプリングする」ということ。

理由は割愛。忙しい現代人。

 

 

 

 

 

では作り方の紹介をしていこう。

DAWを立ち上げる。

 

BPMを55~89くらいの間で設定し、

2~4小節のループを組む。

(ここでいう組むは、作るというよりは設定しておく的な意味)

 

③オーディオトラックを追加して、1拍目先頭にバスドラムを置く。

 

④オーディオトラックを追加して、3拍目先頭にスネアを置く。

 

⑤オーディオトラックを追加して、ハイハットを置く。場所は好きな場所に。

 

③~⑤を繰り返す。ある程度基本的なリズムができてきたら

クオンタイズから設定してスウィングさせてみたり(1/8のスウィング60%とか)

あえて線からはみ出してみたり。自由なドラムを作る。

ここで音数をやたらめったら多くしてしまうと、

わけわかんなくなるので気をつける。

なるたけ多すぎない音数でグルーヴを作るのがベスト。

 

⑥上ネタをサンプリング(録音)をする。

サンプリングの仕方はいつくかある。

オーディオインターフェースからの録音

 これが一番ベスト。レコードからでもなんでもRECできる。

AIFFやWAVファイルをそのままDAWにぶちこむ。

 これもいい。PCに音楽ためてる人はこれでいい。

・パソコン内蔵のマイク越しに録音する。

 どんだけ金ないんだお前は。

 

サンプリングの方法によってアプローチは違うが

基本的に長めに録音すること。

ドラム音の入ってない箇所を狙ってサンプリングした方が、結果良くなりやすい。

(50~60年代の音源なんかは元々ドラムの音量小さいから

どこ抜いても大丈夫。あとジャズもどこでも大丈夫。

でもドラマーのジャズアルバムは抜くの難しい)

 

そもそもどういうのサンプリングしたらいいかわからないよ〜

という人もいるだろう。もう言っちゃうけど、

わかんないならとりあえずビル・エヴァンス

とにかくビル・エヴァンスをサンプリングしてみよう。

 

 

 

⑦波形をドラムの尺に合うように編集する。

編集する手段は2つ。

・切り貼りする(チョップ)

・伸び縮みさせる(タイムストレッチ)

 

箱の中にパンを詰め込むのをイメージしてほしい。

箱がドラムの尺。パンが上ネタ。

 

ドラムのなってる尺の中にサンプルを綺麗に入れるには

パンを薄く切って詰め込んだり、

パンをぎゅーっと丸めてみたりするのがいい。

 

ヤベェまじ時間ない。(あと8分)

 

切り貼りして仕上げたいなら数字キーの3と1を使って

波形をカットして動かして並べていく。キックとスネアの位置から

音を鳴らすと自ずと綺麗になっていく。

 

音を伸び縮みさせて仕上げていくなら波形の端にカーソルを合わせて

optionを押しながら動かすと音を伸縮させることができる。

 

どうしてもそのまま使いたいワンループを詰め込みたい時は、

こっちがとても手っ取り早い。

 

もちろん2種類の手法を合わせてやるのも全然いい。ムッチャいい。

 

 

 

⑧仕上げる

・キック・スネア・ハット・上ネタの4チャンネルのループが仕上がったら。

 Dボタンを押して2分くらいループさせる。

 

ミックスダウンする前に

キックにSausage Fattner(お好みでスネアにも)

マスターにSausage Fattnerとizotope vinylをセットする。

目盛りは全部だいたい20%くらい。音が割れたりしなければ完成。

一番ひどい

 

 

ローファイヒップホップは要領がわかれば誰でも

参加することができますカモナジョイナス

 

 

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