「リモート飲み会」の世界観
「リモート飲み会」
皆さんはご存知だろうか。
コロナウィルスの影響で外出を控えることで
友人や職場の仲間との飲み会がなくなったことにより
生まれた新たなる宴の形。
濃厚接触をひかえるルフィ pic.twitter.com/kaeo21Lhfm
— びっくりムーン (@BikkuriMoon) 2020年4月1日
それがリモート飲み会である。
テレワークの増加による「リモート会議」から
延長した形なのだろう。リモートで仕事ができるなら
リモートで飲み会もできるだろ。ってなことだろう。
これがやってみるとまあまあ面白い。
良い点としては
・お金が全然かからない。
・場所を選ばない。(というか合わせる必要がない)
・自分のペースで飲める。
・酔ってもすぐ寝れる。
列挙するとどうやら「家飲み」的なメリットがある。
デメリットとしては
・音の遅延
・ネットの接続具合によって起こるカメラのノイズ
このデメリットのところが今までの飲み会に
存在しなかったところが面白い。
しかもこれって、5Gの時代になったら
概ね解消されそう。
やっぱり一般的な飲み会における
・酔って帰るのがめんどくさい
・気づいたらお金が吹っ飛んでる
・予定をすり合わせるのがめんどくさい
という点を見事に解消しているのがリモート飲み会の面白い点。
ただこれ、もし合コンとか意中の相手とだったら
あんまり盛り上がらないだろうな。
というのもやっぱりそういうのって
異性との密接なスキンシップを求めるわけじゃないですか。
リモートにそれを満たす力はまだない。
恋人とテレビ電話をしながら◯◯◯ーを見せ合ったって
気持ちがつながるわけじゃない。
そうだろ?それと一緒だ。
「リモート飲み会」は友人とくだらない話をする
「いつもの飲み会」の代替にはなる。5Gになればなおさら。
だとすればこの先、居酒屋の需要って減るんじゃないだろうか。
オフラインで/リアルで会うべき用事も確実にある。
んでこれってCDを買うかiTuneで買うかみたいな
リアルかデータかってな話とちょっと似ている。
コミュニケーションがリアルかバーチャルかってのは
SNSが台頭した頃から取り沙汰されているところだけど、
お酒の席にまで侵食がきたのかと思うと、面白い。
次は必ずVR飲み会が生まれる。
飲食店自粛の空気の中、Seihoが生み出した
「バーチャルおでん」にはそういう要素を感じた。
これはつまりご飯屋さんを360度見渡して
そこのお客さんになったような気分になれる。
これはあくまでも撮影した動画なので、
双方向のコミュニケーションではないけれど
(そんな言葉あったっけ?)
あとはオンラインサロンのような、アメーバピグのような
どうぶつの森のような、だがアバターではなく現実と同じ見た目で。
というか何かゲームを介さないコミュニケーション。
特定のコミュニケーションの場=インターネットにおける居酒屋の設置。
するとどうだろう。
それってもう攻殻機動隊みたいでかっけえな。
オンラインで友達と会う感覚はまだ慣れないが、
この感覚には慣れておいた方がいいとは思った。
LINEも最初はそんな感じだった。