スーパードライがああもウマいのは何故でしょう?

 

アサヒ スーパードライ

 

人生を彩る至高の嗜好品のひとつ。

今回は、スーパードライをただただメタくそ褒めちぎるブログを書くぜと思い立ち、

午後1時半からスーパードライの缶を開け、ビデオボックス「桃太郎」で

自分 キーボード タブレット テレビ画面(AVが垂れ流されている。ていうか垂れ流している)という

悪魔のような構図でこの記事を書き殴っている。

 

 

できればこの記事がアサヒビールの関係者の目に留まって

「これからもビール作り頑張ろう」と思っていただければ幸いである。

ちなみに「スーパードライがああもウマいのは何故でしょう?」というのは

「なんででしょうね〜?」と共感を求めるような問いかけではなく、

直後に「それはね…?」と私の答えが続くようなただただ一方通行なニュアンスだ。

 

記事はいくつかの項目に分かれる

・そもそもビールが好き

・その中でもスーパードライが神

・アンチスーパードライ勢って結構いる

・具体的なスーパードライの味わい

スーパードライは、孤独なお前にいつだって寄り添う。230円あれば

 

 

まずいうと私はビールが死ぬほど好きなのである。

 

ビール全般を愛している

麒麟黒ラベルもエビスもなんでも好き。

発泡酒…も別にいいっちゃいい。飲まないけど。

ノンアルビールも普段飲まないけど存在が好き。

頑張ってるなあって思う。

 

流行りのクラフトビールも大好きである。

渋谷のミッケラーは渋谷に行けば必ず寄る。

 

瓶がいいかとか缶がいいかとか樽がいいかとか、

ビール好きの間でそういう議論は取り沙汰されるけど、

結論でいうとどれも全然いい。どれも違ってどれもいい。

一個だけ苦手なのは樽ビールの洗浄されてない管の匂いや

傷んだ食洗機から上がったグラスの匂いが付着したビールは

「ああ、ちょっとイヤだな〜」って思ってしまうけど、

どうせそう感じるのは1杯目だけである。2杯目以降はパラダイスだから。

 

あとはぬるくなったビールも苦手なので、居酒屋さんがグラスを冷やしているのは

本当に気が利いてて偉いと思う。それでさえ嬉しいのに

もうカチコチに凍らせてくれちゃってるところとか

もうホスピタリティ強過ぎてホスピタルなんじゃないかと思う。

 

もう少し情熱的なことをいうと、口の薄いグラスが好きである。

なのでジョッキよりはグラスビールのがナイス。

赤坂の「Luther」だったか、忘れたけど

むっちゃいい雰囲気なのにそんな高くない値段設定のバーが

サガミオリジナルもビックリの薄いグラスでビールを出してくれた記憶がある。

しかもBGMはジョージベンソンの「Give me the night」しかもレコードで。

 

酒全体の話をすると、私は徹頭徹尾ビールなのである。

「次なに飲みますか?」と聞かれれば

「ずっとビール。これまでも、そしてこれからも」と答えよう。

一度15時間くらいビールを飲み続けて今は天国なのか新宿なのか

わからなくなったことがある。

 

 

そんなビールが好きという中でもスーパードライが別格で好き。

それ以外は特にランキングはない。スーパードライ1強。

こういうとスーパードライ以外は下みたいに聞こえちゃうけど、

そういうことじゃないということを強く伝えておきたい。どのビールもいい。

てかもういつからか、スーパードライってビールというより

スーパードライっていう新しい飲み物なんじゃないか?って思ってきた。

だってさ、他のビール飲んでる時とスーパードライ飲んでる時って

明らかになにか違くない?高まりっぷりが。

エヴァンゲリオンってあんまり知らない人からロボットものにカテゴライズされることがよくあるけど

そんな時にエヴァ好きな人が「ちょっと違うんだよな」感。それと似ている。

 

スーパードライってビール…いやまあそりゃそうなんだけど。

スーパードライスーパードライだから。唯一無二もものだから。

そんな気持ちがしている。

 

 

スーパードライの良さについて書くから予習しようと思って

ウィキとかビール好きのブログとかさっき5分くらいちゃっと見たんだけど

なにやら意外な記事が散見された。

 

そもそもグーグルでスーパードライって打つと

「まずい」「不味い」みたいな予測検索ワードがポツポツ出てくる。

 

え?なんで?

 

あるブログには「スーパードライが何故嫌いか」のような

内容がつらつらと書かれていた。

え?なんで?

 

でもその記事はやや説得力のある内容だった。

もう酔っ払って思い出せないけど、

「割烹料理みたいなところはエビスビールが多い、実際エビスが合う」

みたいなグルメなことが書いてあった…かな…たしか。

 

なんかわかるわ。

 

スーパードライってそんなラグジュアリーなイメージはない。

どちらかというとお手頃感。でも発泡酒ほどやっすいやっすいしてない。

味もそんな感じがする。

 

ちょっと気の利いたクラフトビールの店に行くとイチジクとかチーズとかが

おつまみで出てきて、さながらワインのマリアージュのように愉しめる。

こうなるともうハイソサエティが過ぎて気後れしてしまう。

 

気づいたけど私、酒飲む時ツマミ食わない野郎だった。

基本的になにも食べたくない。パリパリしたものあれば食ってるくらい。

 

もしかしたらそんな私にスーパードライは合っているのかしら。

〜なのかしら。何かに気づいた時につい出ちゃう乙女口調である。

 

スーパードライの味が癖のない唯一無二な味だからこそ、

いついかなる状況でも、なんか食っててもなにも食ってなくてもウマいのではないだろうか。

そんなスタンドアローンでパフォーマンスを発揮できる最たるビールというのが

スーパードライなんじゃないだろうか。

 

マリアージュとか、グラスとか樽とか便とか、云々置いといて

スーパードライであるだけでスーパーナイス。

もしかしてスーパードライのドライって性格的なドライって意味なんじゃない?

仕事とプライベートはバッサリ分ける。サッパリしてて誰とでも仲良くなる。ワンナイトラブとか結構やっちゃう。

そういうドライなのかもしれない。いやきっとそうだ。そうなんだ。

 

 

 

味について

 

開発当時に進行していた日本の食生活の変化に対応したビールとして開発された[6][7]。同時代の日本で販売されていたビールに比べ、苦味を抑え、甘さも少なくしたビールである[8]。甘さを少なくしたことでそれまで主流であったアルコール度数4.5%と比べて0.5%高い5.0%となっている[8][9][注 3]。また、苦くてコクがあるビールよりも、キレのあるビールを目指して開発された[10][9]。使用する麦芽をぎりぎりまで減らし(約70%)[注 4]、副原料(コーンスターチ)の比率を高めることですっきりした味を実現[11]アサヒビールはこの味を「ドライ」という言葉で表現した

 

副原料が多いというのは意外。

この「キレ」という要素もスーパードライ

スーパードライたる所以の一つ。

このキレがつまりはあの「のどごし」に繋がり、

他のビールを飲んだ時には得られないあの

爽快感をもたらしてくれるってことなのか。

 

ビールにおける「味」という点で批判が多いにも関わらず

圧倒的なシェア率を誇っているのは、

味によるうまさより「キレ」による爽快感を

求めているからで、実はそういう人の方が多いからなのでは。

つまるところスーパードライってお酒ではあるけど、

存在意義としてはフリスクとかに近いんじゃないか??

 

そしてスタンドアローンで輝くスーパードライ

居酒屋だったり、おつまみだったり、飲み仲間だったりの

飲酒を彩る素敵な記号は実質的に不要で、

(あればいいけど、あればすごいいいんだけどね?)

たった230円あれば同じだけ心を満たす実力があるんや。

 

 

 

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