Sea Urchinについて

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noracity.bandcamp.com

 

アルバムがリリースされました。

サンプリングを軸としたヒップホップ/チルミュージック。

心地よい時間のお供に。コーヒーに合うような、

夕暮れの黄昏時に似合うようなそんな音楽。

そんな音楽…が作れるほど

そんなオシャレな男じゃあなかったんだな〜俺は。

前までは自分はちょっとオシャレだと思ってたんだけど…

でも気づかされた。オシャレな曲って作れないですね。

どんな機材があっても泥臭いものしか生まれない。

(ジャケだけはオシャレだけど)

 

今まで作ったけどお蔵入りしてた曲とか

サンクラに上げただけのトラックとかその辺も掻き集めています。

「night driver」という曲はビートメーカーteloboと自宅で

セッションで作ったシンプルなトラックで、

個人的に気に入ってたんだけどマスタリングが滞ってお蔵入り。

(もう4〜5年くらい前のこと)

アルバムを作るにあたり改めてデータをteloboから譲り受けて再編集した。

 

今回サンプリングにおいて最も大ネタなのが「kiss」。

一昔前のJ-POP好きなら100%知ってるようなものでできている。

(ていうか曲名が答えになっている)

これも数年前の作品でマスタリングし直した。

ベストアルバム、とまではいかないまでもそんな風な

詰め込み感があるものになりました。

そんな予定はなかったけれど。

「予定はなかった」というのは大事な要素です。

今回のアルバムタイトル「Sea Urchin」というのは

つまりは「ウニ」のことですね。

ダダイズムの既存の概念の破壊を目論むアナーキーな反骨精神と

ウニの何者をも寄せ付けないあのビジュアルに共通項を見出しました。

 

 

連続性がなく、予定調和を逸脱したようなこのアルバムは

結果的に逆に求めるものが出来上がった。

と、いうことにしよう。

 

noracity.bandcamp.com

 

改めて「Sea Urchin」どうぞよろしくお願いします。

 

NORAは何も意味しない。ウニは誰にもなびかない。

 

 

次回

「エクスペリメンタルなブギー」を作ってみよう。